1/8ページ目 確かにそうだ。 部屋の中は蒸し暑く窓を全開にしていても生暖かい風が入って来る。 仕方ないからとつけた扇風機の風が、この暑さをなんとか紛らわせてくれているがー…。 もう限界だーっ!! 「あっちぃー!!」 有利は仰向けに大の字になって倒れた。 「仕方ないだろう? 夏なんだから…」 村田は寝っ転がった有利に目をくれずにテーブルに向かって勉強をしている。 「なんでお前は平気なんだよ…? 暑くないのかっ!?」 「そりゃ暑いさ! でもこれやらないことにはねぇ…?」 「うっ…」 現在、渋谷家の有利の部屋で勉強会の真っ最中…。 理由は有利にある。 夏休み前のテストに赤点をどれか一教科でも取った場合、夏休みの半分を学校で勉強会と言うカリキュラムがたてられたらのだ。 もちろん村田に泣きついた。 そして今に至るのだ。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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