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母親から貰った招待状を握りながら、キョロキョロと辺りを見回す、たまゆら。
つい先ほどまで日本にいたというのに、湖を抜けたらまったくの別世界となっていた。
※――どうして湖と異世界が繋がっているのかは、star☆raizuを読んでね☆
ここは……外国なのかな？
たまゆら)｢お母さんが、お城の中で『くりすます』をやるって聞いたけど…、どうやって入ればいいんだろ？｣
たまゆらは、今まで見たこともない大きな城を見上げながら戸惑っていた。
ﾅﾃｨｱ)｢そんなところで何してるの？｣
城下町の身回りから帰って来たナティアが、白い着物を着た妙な子供に話しかける。
たまゆら)｢あっ。あの、これ！ このお城で、くりすますぱーてぃーがあるって聞いて。ぼく、呼ばれているんだ｣
たまゆらは慌てて、ナティアに招待状を見せた。
ﾅﾃｨｱ)｢クリスマスの招待状…？｣
ナティアは、招待状を受け取るとすぐさま確認した。
これが偽物なら、この妙な子供を城に案内するわけにはいかない。
驚いたことに、招待状にはしっかりとルリ女王のサインが入っていた。
実は、たまゆらの母親……鬼子母神(きしもじん)という子宝の神と、この国……スターライズの女王ルリは知り合いで、ちょくちょく会っていた。
たまゆらは母親から招待状を受け取ったのだが、ルリ女王がくれたことに間違いはない。
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