裏小説
〜FOR…?〜
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〜FOR・・・?〜

「…っんぅ…」
目を擦りながらあやめが
ゆっくりと起き上がる

寒い けど…
暖かい…人肌?

朦朧とする意識の中
ぼんやりと考える

「…暖かい…」

目をつぶり抱き着く

「…え?」

抱き着いたのは白い天然パーマの大きな背中

坂田 銀時の背中だった

「…〜ッ!?」

よく考えれば寒いのは
自分が裸だからな事に
ようやく気付き

暖かいのは銀時の
少し高めの体温のせい

状況がよく理解出来ない
これは夢?いや妄想?
落ち着いて思い出してみる

…………

「……っ…」
思い出し た

夢でも妄想でもない
この光景は事実そのもの

昨日私は大好きな人と
付き合う事になって…
そのまま―…

考えただけで顔が熱く
なり赤くほてりだす

ぐっすりと眠る銀時の
頬に触れてみる

「…ん〜…あや…め」

「!!!!?」

今…名前呼ばれた!?
心臓が異常をきたす

「…銀さん……」
ゆっくり名を呼ぶと

「…うーん……」

銀時の閉ざされていた
瞳が大きく開き始める

「銀さん?」

「んぁ?…あやめか」

「おはよう…ございます
銀さんっ……」

「ん〜…眠いまだ」と
言ったかと思うと

「わッ!!」

ぐいっと銀時の胸に
あやめが抑えられる

「ぎ…銀さん…」

「まだ眠いから…一緒に
眠るぞ………」と言い
あやめを抑えつけたまま
二度寝に付いた

トクン トクン トクン

銀時の心音を聞く
とても安心する音

あやめは銀時の心音を
子守唄にして
銀時の胸で眠りについた


そこにあったのは
幸せな恋人の朝だった


END
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